2021年4月7日水曜日

初めてのデジタル一眼、Canon10D

 



 高校生の時、私は写真部に入っていました。当時は、フィルムの一眼レフが主流でした。

 高校卒業後・・・40数歳になるまで、コンパクトフィルムカメラや使い捨てカメラで、家族写真を撮る程度でした。

 2000年ごろ、一眼レフのフィルムカメラを買いましたが、子どもの運動会や学習発表会での撮影が目的でした。

 そんな私が、様々のデジタルカメラを経て、2003年に買ったのが写真の・・・Canon 10Dです。

 APS-Cセンサーで600万画素ですが、実売20万程度。そして、それより安くなったときに、かなり思い切って買ったのを覚えています。

 原資は、手元にあったHOゲージやNケージ、たくさんの切手・・・それでも足りないので、10回払い無金利という裏技を使ったのでした。

 2003年から2007年ごろまで、かなり多用しました。EF24mmF2.8というAFレンズで撮りましたが、一番使ったのは何と、Canonではない他社のMFレンズだったのです。


 かなり専門的な分野になりますが、他社のレンズをつけるためには、マウントアダプターが必要ですが、どこのカメラでも大丈夫というのではありませんでした。

 レンズからフィルム(センサー)までの距離・・・フランジバックが短いCanon EFマウントのカメラが、一番有利で、Nikonのものが一番不利だったのです。

 ですから、選択の余地はなくて、Canonのみ・・・というのが実情でした。




 自社のレンズならば問題はありませんが、情報伝達のピンがない他社のレンズは、正確な露出測定ができません。
 詳しいことは避けますが、絞りによって補正量を調節する必要があるのです。

 そして、この点もCanon10Dはうまくできていました。2枚目の液晶の右にダイアルがあります、このダイアルを親指で左に回すと-(マイナス)。右に回すと+(プラス)に変更できるので、ファインダーから目を離さずに、補正量を変更できる点がとても優れものなのです。

 現在2021年・・・写真の趣味再開から21年経過できたのも、マウントアダプター使用で、MFレンズでの撮影があったからだと言えます。

 Canon10Dですが、この頃の画像処理はナチュラル・・・ソフトでの加工をしやすい設定でした。
 またカメラそのものにも、パラメーターがあり、コントラスト等の好みが調節できました。

 さすがに、現役でバリバリ、使っているわけではありませんが、処分する気が起こらず手元に残している次第です。