2009年4月15日水曜日

Volvoの持つ良さ

 Volvo244GLEですが、私達が初めてVolvoに出会った車で、とても懐かしく思います。
 前回のは前からの写真でしたが、後ろから撮ると240GL等との違いがよく分かるようになります。後ろのライト周りが女性ぽくなっています。そして、年代の古さを感じます。

 外見は感じ方が違ってきますが、年数が経っても変わらないVolvoの車造りの基本は変わりません。
 ドアを開けた時に感じる、頑丈さ。そして、閉めた時のガシャと心地よい響き。
 座席に座って当時の国産車との違いを感じました。
 1.目をつむってブレーキが踏める点。座席からそのまま足を出せば、自動的にブレーキが踏めます。
 当たり前と言えば、当たり前ですが、デリカスターワゴンで言うと、若干のずれが生じていました。座席の横に様々なスペースを取るために、座席が右寄りになっているのです。
 そしてこれらの違いは、長時間乗っていると疲労度となって現れるのです。そして、いざというときのブレーキの早さと踏み込む力の差となります。
 2.フロントガラス、左右のミラー、ルームミラー(後ろを見る物)等視界確保に優れている点。
 この後に乗った8人乗りに、妻が乗った時に左の支柱が大きすぎて死角が出来て怖いと言いました。
 3.ハンドルが熱いと感じたことがない。
 今乗っている車は、夏に乗るとまずハンドルが熱くて握れません。しかし、Volvoの時は、熱くならないように設計されています。
 4.アクセルの重さ。
 当時のフォルクスワーゲンや、特にドイツ車・ヨーロッパ車にも言えましたが、アクセルが重いのです。逆に言うと、多くの日本車は軽い。軽く足をのせるだけでスピードが出ます。
 Volvoの場合、むしろ意図的に重くしているのです。これから自分は危険なことをするのだ、と自覚させるために簡単に踏み込めないようにしていると私は理解しています。
 5.ハンドルの切れ。
 Volvoのイメージは、いわゆる車好きの人からすると、良くてゆっくり悪く言うと愚鈍。全てのことにリタイアした人が、身の安全第一を考えて乗る車というのが850が出る前のイメージでした。そして、やたら大きい。
 しかし、ハンドルの切れる半径は確か5メートル。ccのより小さい国産車よりも、キレが良いのです。
 当時、私達が住んでいた所は狭い道が多かったのですが、ほとんど曲がれてしまうのでした。この点がベンツとの差で、運転が不得意とされる女性でもVolvoに関しては、乗りこなせるのでした。
 6.雨の時の視界の確保の良さ。
 これは今、そして以前に乗っていた車との大きな差です。今の車ですが、一人でも雨の時はエアコンをつけないと窓が曇ります。ましてや定員が乗ると、室内は大変です。エアコンをかけても、タオルで盛んにフロントガラスを拭かなければなりません。雨の時に巨体の人二人を乗せたら、視界の確保が出来ずに怖かったのを思い出します。
 デリカ スターワゴンの時Volvoの時には、このようなことはありませんでした。フロントガラスを拭くような危険な行為を、運転者がするようなことはないのです。
 7.高速の安定感。
 一番安心して走れるのが、高速道路で100キロぐらいで走っている時でした。車体がやや沈むような感じで、空気抵抗なども加わり、安定感が増しました。
 その感覚で、妻が8人乗りで高速を走ったら、「こ、こ、怖い。」「私、運転できない。」と悲鳴を上げました。
 8.積載量のスペースの大きさ。
 240だとワゴン、740940850等ではエステートはバンタイプでかなりの荷物も載せることが出来るが、乗用車タイプは余りのらないと思いがちですが、車体が大きい分荷物もかなり載せることが出来ました。というか、エステートタイプで荷物を沢山のせていて、衝突したら荷物は一変し、凶器となります。荷物は、人が乗っている所から離すという点では、セダンの方が優れており、安全性も高くなるわけです。

 ・・・。・・・。何だか、集中力が低下してきたので、尻切れトンボながら止めますが、衝突した時の丈夫さだけが売り物のように言われていましたが、多くの点でVolvoならではの良さが詰め込まれていました。
 そして、欠点は。・・・。これらは次回へ。

0 件のコメント:

コメントを投稿