2009年4月16日木曜日

Volvoの欠点 244GLE

 この81年式、244GLEの最大の欠点は、夏も冬も暑いことでした。
 Volvoが作られたのは、北欧のスウェーデンです。2005年の旅行の時に、Volvoの工場の前だけ通ったことがありますが、夏でも比較的涼しい国でもあります。そのせいかどうかわかりませんが、エアコンに関しては、運転席・助手席ではエアコンがかかっている気がする。後ろの座席にいる子ども達にとっては、エアコンはなきに等しい状態でした。加えて、夏の黒の革張りシートは熱い。ということで、夏のエアコンが最大の欠点でした。
 
 次には、冬にも熱いという不思議な現象を経験しました。
 岡山は結構寒くなる所でしたが、車に乗って暖房を入れると、気が付くと小さい子どもだった長男は「あちい」と言い、セーターだけでなくシャツも脱ぎ初め、娘までも右にならえとなりました。
 私が言うことは、「これが暖房の最低、これ以上低くならないの。」でした。
 10あるつまみの1なのに、入れた瞬間室内の温度は上昇、大人の私達はまあ良かったのですが、体温が高い子ども達は耐えられなかったようです。 零下何十度というスウェーデンで暖房はまさに命。効きの良さは特筆すべきで、つまみの1か2以上はしたことがなく、出来ないのが事実でした。

 欠点とすれば、本来Volvo等には乗れない身分の私達にとっては、ハイオクで5-6リッター良くて7-8kmという燃費。時々起こるエンジンの不調、その際の修理費の高さ。町中に出た時の、33ナンバーの駐車場の少なさがありました。
 
 妻は長男が幼稚園にはいるまで、自転車に乗ったことがなかったのですが、岡山で乗れるようになり、さらに車の免許も取りました。そして、初心者マークを3枚貼って、走っておりました。
 岡山には国道で、右折するのに信号がない所がありました。

 欠点ではなく、長所かも知れませんが、右折のタイミングを計っているとよく反対車線の車が、止まってくれました。また、進路変更の際も、直ぐによけてくれたのでした。
 これは推測ですが、妻は目のためにサングラスをしていたので、どうも普通の女性と言うよりは、怪しいというか怖い女性、乗っている私はその連れというか、紐みたいに見えた気がします。
 ある時など、止まってくれるはずがない状況で、「どうぞ、どうぞ」と何だか恐れつつ譲って貰えましたので。

 欠点として、中が見えにくい黒っぽいガラスの故に、乗っている人が「普通の人」と見られない所があったかも知れません。

 確か95-6年の時に、急用が出来て急いで大阪に行く必要が出来ました。妻は、244GLE私はデリカスターワゴンに乗っていた時ですが、デリカで出かけようとしたらエンスト。どうやらバッテリー切れとなり、仕方なく、244GLEで行きました。
 244GLEでの片道200キロほどの高速道路は、快調そのものでした。そして、無事に帰宅したのですが、その時15年目の244GLEにとってこの走りは老体に鞭を打ったようで、その後エンジンオイル漏れの症状が発生しました。
 今までも騙し騙し、修理も本格的にすることは避けていたのですが、見積もりが出た時に、その金額には驚いてしまいました。そして、担当者が力説したのが「完全な修理ではなく、これだけすれば何とか大丈夫だ。」と言う程度で、満足いく修理だと更に費用がかかってしまうことでした。

 Volvoの場合、エンジントラブルがあると軽く高級カメラが買える修理費が必要でしたが、さすがにその時は考えてしまいました。
 そして、出てきた答えは、車を買い換えることでした。
 修理に使うであろう費用を頭金にして、別の車を買うこと。その時、244GLEには愛着はありましたが、急にエアコンの効きの事が思い出され、決断した次第です。

 そして、選んだ新しい車は・・・。
 これまた、機会があれば、別の時と言うことで・・・。

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